キッチリ、見本のような文章ばかり。
一般的にそう思われがちな、大手紙誌のニュースやコラムも、よくよく見てみりゃポカがある――。
実践リライト道場では、そうした表現をピックアップし、具体的な修正を施すことで皆様や私個人の文章力を高めていきたいと思います。
今回のターゲットは『PRESIDENT ONLINE』さんに掲載されていた、橋下徹氏の「日大危機管理」。
注目したのは、橋下氏の執筆部分ではなく、プレジデント編集部さんが書いた【リード】でした。
【リライト前の原文】
日本大学アメリカンフットボール部のラフ・プレー問題が急展開を見せている。内田正人監督の辞任に続いて、当事者である日大の選手が5月22日に記者会見し、「監督やコーチの指示により反則行為を行った」と明言。問題が拡大した理由は何か。橋下徹氏は、危機管理における初動の失敗を指摘する。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(5月22日配信)より、抜粋記事をお届けします――。(PRESIDENT ONLINEより引用)
【以下のようにリライトです】
日本大学アメリカンフットボール部のラフ・プレー問題が急展開を見せている。内田正人監督の辞任に続いて、当事者である日大の選手が5月22日に記者会見し、「監督やコーチの指示により反則行為を行った」と明言。事態は混乱の様相を呈しているが、一体どうして、この問題は拡大してしまったのか? 橋下徹氏は、危機管理で最も大切な「初動」の失敗だったと指摘する。弊社の公式メルマガ「橋下徹の『問題解決の授業』」(5月22日配信)より、抜粋記事をお届けしたい――。
文:五十嵐利休
文章は、上手く書こうとして上手くなるものではない。
何度も何度も修正をかけ、邪魔な言葉を削ぎ落とすコツを覚える。これに限る。プロのレベルに到達したいなら、自分のナマ原稿と、実際に雑誌やサイトに掲載された記事を徹底的に比較研究すると良い。違いを学び、編集者のリライト術を盗むのだ。
— 五十嵐利休◆月350万PVの会社員 (@igarikyu) August 5, 2018
【リライト講座の対象は?】
ストレートニュースや週刊誌記事などは、最もシンプルかつ技術の必要なジャンルの文章だと思います。
ゆえに学ぶことも多く、リライト講座の対象とさせていただきました。
ですのでドコかの記事で『おやっ?』と感じる表現を見つけたらご一報いただけると幸いです。
ここでリライト実践させていただきます。
ただし、小説やエッセイ、個人ブログにつきましては、あくまで著者による世界観演出の場ですのでご遠慮ください。
私などが突っ込むのは畏れ多く、文章的なテクニックについて論ずることはできません。
さらには、誤字・脱字・誤変換等については、私も頻繁にやってしまいます。
文章テクニックとは別の話と割り切ってくださいますようお願いします。
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