文章を書くのが遅くてイヤんなる><;
そんな悩みを抱く方は多い。
確かに、ブログにせよ、メールにせよ、伝えたいことをキッチリ的確に書くのは難しく、人によっては『文才がない(´・ω・`)』という結論に陥りがちだ。
が、決してそうではない。
【アタマからコツコツ】書こうとしているから遅いのだ。
もしもピラミッドを建てていくようなイメージを持っているなら、そんなものは百害しかないので、今スグ捨て去った方がよい。
では、どうすれば速く書けるのか?
答えは簡単。
サクサク書いて、後から修正すればよい。
本稿では、その手順&コツを記しておこう。
速く書くためのチャートを確認
まずは文章を書くためのチャートをまとめておこう。
①本文をとにかく書く→躊躇せず箇条書きでもよいからチャッチャと
②一の修正→内容ごとに段落分け
③二の修正→本文の作成
④三の修正→語彙や文末のダブリ等をチェック(詳しくは文章テクnoteにあり)
⑤四の修正→細かい箇所を整える
⑥リード(導入文)を書く
書いて修正。
修正して、さらに修正。
そうするうちに自然と文章が出来上がってくる。
夏目漱石も芥川龍之介も、かつての文豪たちは頭の中でこの作業をしていたが、我々はそんな非効率的なことをしている場合ではない。
そもそも皆さんが大きく勘違いしているのは
【文章は書くことだと思っている】
点だ。
違う。
何度でも言おう。
書くことじゃない。
思いついた言葉をいったん仮に配置しておき修正すること。
それが文章を書くという作業なのだ。
原稿用紙に向かう感覚を捨てよ
文章の作成が=書くことだという、残念な思い込み。
これは何も皆さんが悪いワケではない。
作文の授業で、
【原稿用紙に向かった悪癖】
が原因になっている可能性が高い。
紙に鉛筆で文章をしたためる場合、確かに頭の中でいったん整えておかないと、消しゴムカス&時間という大幅な無駄が生じる。
しかし、PCやスマホにそんな物理的障害はない。
画面の中に
・とにかくテキスト(アイデア)を並べ
・それを整えた方が確実で速い
のである。
私個人の経験としても、これを意識しておくのとそうでないのでは全く書くスピードが異なる。
皆さんも実際に試してみれば気づくはずだ。
厄介なのがリード
【本文をとにかく書いて修正するまでが文章作成】だと、ご理解いただけただろうか?
もうひとつ厄介なのがリード、いわゆる書き出しの導入部分である。
⑥リード(導入文)を書く
アタマからコツコツと書いていくと、これが非常に難しい。
ここで詰まって先へと進まない方も多いだろう。
私も雑誌編集者時代に、リードだけで一日が終わってしまい(マジ)、上司からこっぴどく叱られたことが何度もあった。
なぜリードが難しいのか?
それは本文がキッチリ確定する前に、自分のアタマの中でまとめようとするからである。
ある意味、想像で書いているのだから、そりゃ仕方ないでしょって話で。
だったら、まず本文を固めてしまえばよいのだ。
後ほど、それに合わせ、読者を誘うリードを考える。
よく【筆がノッてきた♪】なんて表現もあるけど、アレ、当たり前っすわ。
なぜならリードが最も難しいから最初に躓き、そこを抜けて本文へ進むと、書くことは大体決まっているんだから、筆がノッて当然でしょ、って話なだけ。
まとめ
最後にまとめておこう。
・とにかく本文をサクサク書こう
・そして修正しよう
・リードは最後に
これ全部含めて、文章を書くということである。
修正部分の方が大事なのだ。
PCやスマホで書く時代だからこそ、それは強く意識しておいた方がよい。
そして、この作業が当たり前になってくると、余裕も出てくるので、文章力もグイグイ上達してくる。
他人やプロの文章も意識して読むことになるので、語彙力も増えていくであろう。
作文スタイルの悪癖は早いとこなくしてしまうに限るのだ。
★
なお、文章論を語るはずの文章が乱雑になっているのは、とにかく急ピッチでコツだけ記したものなので、ご容赦を。
書籍化するときにはキッチリ書くどぉ!
※文章力を向上させるには【修正力】
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文:五十嵐利休
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